top of page
PRFlogo白線抜き (4).png
名称未設定のデザイン (12).png

笑顔でつなぐ未来基金

​基金創設者:株式会社クオカード

「kids smile 笑顔でつなぐ未来基金」QUOカード・QUOカードPayを通じていただいたご寄付は、NPO等の非営利団体を通じて国内で暮らす子どもたちの成長や暮らしを支える活動に当てられています。

活動を行う「NPO法人 日本教育再興連盟」から、2024年度の活動についてレポートが届きましたのでご紹介いたします。

活動レポート

​NPO法人 日本教育再興連盟

​支援対象期間:2024年度、2025年度​

​支援カテゴリ:災害により被災した⼦どもたちを⽀える活動

​公開:2025年5月15日​

ぼかし済み2.png
  1. 石川県七尾市内の小中学生に向けた居場所づくり
    能登半島地震直後から、七尾市文化ホールや市内の小学校、社会福祉法人光の子保育園にて、被災した子どもたちに向けて、遊びや体験活動、学習の機会を提供してきました。
    被災直後の七尾地域では、日常と異なる環境での暮らしが強いられていました。避難所での生活を送っていたり、遊び場となっていた建物が壊れてしまったりと、思うように遊べていない子どもたちが多くいたため、週6日、大学生スタッフを中心に子どもたちの居場所を運営しました。
    なわとびやボール遊びといった運動から、塗り絵、工作、けん玉、かるたなどの文化的な遊び体験まで、子どもたちがのびのびと遊べる機会をさまざまな形で提供しました。受験を控える中高生もいたため、学習のサポートも行いました。
    2月ごろに学校は再開しましたが、長引く被災生活で気持ちが落ち込みがちな子や、フェードアウトしていく支援者に寂しさを覚える子もいました。年度の変わり目を区切りとして、週末のみの開放に変更しましたが、継続して利用してくれている子どもたちも多くいます。毎回、スタッフ同士で一人ひとりの子どもの様子をチェックシートをもとに振り返り、災害から時間が経った現在でも子どもたちの些細な変化に気づけるよう努めています。
     

  2. 七尾高校生に向けた学習支援
    石川県立七尾高校にて、8月に自習・相談室を運営しました。高校生にとってはふだん接点の少ないであろう大学生が、受験勉強の相談に乗ったり、大学生活の話をしたりすることで、被災を経験した子どもたちが再び学習に向かうモチベーションにつなげられていると感じました。
    その後も高校の先生方との対話を続け、翌年3月には探究授業のサポートと進路・学習相談を実施しました。能登地域の復興をテーマに探究活動を行っている2年生には、中間発表の予行練習をする様子をオンラインで見学させていただき、大学生がフィードバックを行いました。高校生たちが被災をきっかけとして地域の課題に真剣に取り組む姿に感銘を受けるとともに、それぞれのグループが異なるテーマに取り組む中で、指導する先生方の大変さも実感しました。より充実した探究活動が行えるよう今後もサポートしていく予定です。
     

  3.  石川県金沢市内の小中高生に向けた学習支援
    昨年10月より金沢市内に新しく設けた活動拠点にて、奥能登地域から金沢市近郊に広域避難をしている子どもたちに積極的に周知をしながら、10代向けの学習・交流スペースを週に4日、運営してきました。
    学習の見守りやサポートを中心としつつ、大学生スタッフに日頃のことを相談したり、一緒に遊んだりできる時間を提供しています。また月に一度、子どもたちのやりたいことを聞きながら、お菓子作りや百人一首大会といった体験活動を実施してきました。
    異なる学年や学校に通う子どもたちがスタッフを介して徐々に交流を深め、家でも学校でもない第三の居場所としてのコミュニティが形成されてきていると感じています。

加工済み2.png

子どもたちの声

  1. 石川県七尾市内の小中学生に向けた居場所づくり

    子どもたちと触れ合う中で「毎週スタッフに会えることが楽しみ」「勉強を大学生に見てもらえる貴重な機会なので嬉しい」という声を聞いています。また保護者の方々からは「ワークショップで描いた塗り絵を大事に取っている」「ここに来ると、いつも以上にのびのびとした様子で過ごせている」といった温かい言葉をいただいています。
     

  2. 七尾高校生に向けた学習支援
    各プログラム実施後のアンケートで、「志望する大学を目指したきっかけを改めて振り返ることができてモチベーションが高まった」「志望校選びについて相談に乗ってもらい、すごく安心した。勉強に集中しようと思えた」「探究発表の良かったところと改善点を両方話してくださり、非常に参考になりました」「発表のフィードバックで実際に大学などで学んでいることとつなげて説明してくださり、有意義な時間でした」といった声が寄せられました。

     

  3.  石川県金沢市内の小中高生に向けた学習支援
    「ここだと落ち着いて勉強できる」と、学習スペースに訪れることを習慣化してくれている子が多くいます。「勉強はあまり好きじゃないけど、塾と違って大学生や違う学年の子と話せるのがいい」という声も聞き、学習だけではないコミュニティづくりができているのではないかと感じています。

​みなさまへのメッセージ

この度は、当団体の「災害時緊急子ども支援活動」にご賛同いただき、また温かいご支援をお寄せいただきまして、誠にありがとうございます。みなさまから頂戴した寄付金は能登半島地震で被災した子どもたちへの学習支援や居場所づくりのために、大切に活用させていただいております。
災害直後と比べて子どもたちは笑顔を取り戻しつつあり、継続した関わりによって支援スタッフとも、子どもたち同士でも、良好な関係を築けています。今後も被災地の子どもたちが安心して自分らしく過ごせる場所を届けられるよう、活動に尽力してまいります。
改めまして、温かいご支援に心より感謝申し上げますとともに、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

団体名:NPO法人 日本教育再興連盟

支援対象となる活動:災害時緊急子ども支援活動

活動概要:災害が発生した際、他団体と連携しつつすぐに現地に赴き、支援活動に取り組みます。特に、被災地の子どもたちへの学習支援を行います。 子どもたちが安心できる環境を整え、勉強だけでなく、日々の相談事をしたり遊びを楽しめたりする場所をつくります。 2024年10月現在は、能登半島地震の被災地である七尾市で子どもの居場所を開設し、子どもたちへの支援を行っています。

© 2024 公益財団法人パブリックリソース財団

スライス1.png
bottom of page